「やさしい相続」よくわからない相続税をわかりやすく解説!

わたしは法定相続人?相続でよく出てくるワード「法定相続人」ってだれのこと?

,   更新日:2018-04-11
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相続の話のなかでよく出てくる「法定相続人」という言葉ですが、その意味や、法定相続人にあてはまる人の条件をきちんと理解していますか?

今回は、亡くなった人(被相続人)から財産を相続する権利が法律で認められている法定相続人について、具体的にどの立場の人があてはまるのかをご紹介していきます。

あわせて、法律上優先される法定相続人の順位を第3位までご説明していますので、いざというときのためにしっかりと読んで、理解しておいてください。

目次

法定相続人になれるのはだれ?

法定相続人 解説図

例えば亡くなったのが父親の場合、配偶者(母親)やその子供が法定相続人になるとなんとなく知っている人は多いと思います。

では、配偶者や子供がいない場合はだれが法定相続人になるのでしょうか。孫や他の親族も法定相続人になれるのでしょうか。

法定相続人になれる人は法律(民法)で定められています。そして、その判定をするために順序が定められています。

(1)被相続人(亡くなった人、財産を残した人)の配偶者は常に相続人
被相続人の配偶者は、最も優先される相続人です。

夫が亡くなった妻、または妻が亡くなった夫は配偶者として、必ず財産の法定相続人になります。

この場合の配偶者というのは、正式な婚姻関係にあることが必要で、事実婚のパートナーや内縁の妻、離婚した前妻などは相続人になることができません。

また、配偶者以外に誰も親族がいない場合は、配偶者が単独で相続人になります。

法定相続人 配偶者

(2)配偶者以外の相続人は順番が決まっている
配偶者以外の相続権利は、順番が決まっていて第1順位から第3順位があります。

それぞれ、以下にご紹介する1位から3位の順に優先的に法定相続人の権利が与えられ、前の順位にあたる人物がいない場合は、自動的に下の順位へと繰り下げられます。

第1順位
被相続人の子供(養子、前妻の子供、胎児を含みます)

その子供が既に死亡している時は、その子供の子供や孫(直系卑属)のような後の世代が相続人となります。

これを代襲相続といいますが、子供も孫もいるときは、孫ではなく上の世代である子供が相続人となります。

法定相続人 子供

第2順位
被相続人の両親や祖父母(直系尊属)など被相続人の上の世代

父母も祖父母もいるときは、死亡した人により近い世代である父母の方を優先します。

法定相続人 父母

第3順位
被相続人の兄弟姉妹

その兄弟姉妹が既に死亡しているときは、代襲相続でその人の子供(甥や姪)が相続人となります。
(この場合の代襲相続は1度きりですので甥や姪の子供などは対象外です。)

法定相続人 兄弟姉妹

では、上記の第1順位から第3順位に含まれない親戚(従兄弟やおじ・おば)は法定相続人になれるのでしょうか。

答えはノーです。

たとえば、いとこの私が、一人っ子で独身、両親も無くなっている被相続人の唯一の親戚である場合。

順番に相続人を調べると、配偶者がいない、子供がいない(第1順位)、両親がいない(第2順位)、兄弟姉妹がいない(第3順位)。

ならば、唯一の親戚(いとこ)である私が相続できる、と思うかもしれませんが、相続権は認められません。
(ただし、遺言書に名前がある、または特別縁故者と認められる場合は、相続人として認められることがあります。)

まとめ

法定相続人とは、民法で定められている相続人のことで、配偶者と第1順位の子供、第2順位の両親、第3順位の兄弟姉妹から決まることとなります。

ただ、遺言書がある場合にはその遺言書の内容が民法の規定よりも優先して適用されることとなります。

しかし、遺言書があったとしても、相続税の基礎控除額の計算など、相続税を計算する上で法定相続人の人数が大変重要になります。

法定相続人の人数を数える時は、民法で定められたものであるため、たとえ相続を放棄した人がいたとしても変わることはありません。

場合によっては、実際の相続人と法定相続人の数が違うこともあります。

また、生前の相続対策を考える時も、法定相続人を正確に理解しおくことが大前提になるため、法定相続人の順位をしっかりと理解し、把握するようにしておきましょう。

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